ジョン・スミスのまともな投資日記

「普通の人」ジョン・スミスが、「そこそこ儲ける」ための方法を試行錯誤する日記です。

【研究】スミスが保有する証券会社24社の活用方法を紹介します

 スミスは現在、24社の証券会社の口座を保有しています。スミスはこれらの証券会社を目的別に使い分けています。IPO以外で、メインで使っているのはSMBC日興証券と立花証券e支店、サブで使っているのは東海東京証券とSBI証券です。この4社については詳しめに説明しています。

 

 

スミスの視点

評価するポイント

 スミスが証券会社を評価するのは、おおむね以下の点です。

IPOに役立つか?

 IPOに関しては、主幹事になるかどうか、また割当数に対して口座数が相対的に少ないかどうか、という点が重要です。

POや立会外分売に役立つか?

 POや立会外分売は参加できる証券会社が限られています。また手数料が高いと利益が出にくいので、ある程度手数料が安いことは重要です。

手数料削減に役立つか(手数料が安いか)?

 通常取引で使うのであれば、「一番安い」以外は価値がないです。「業界最安値水準」を謳う証券会社はたくさんありますが、本当に安いのはどこでしょうか?

あまり評価しないポイント

 逆にスミスがあまり気にしていないのは以下の点です。

取引画面が使いやすいか?

 デイトレの方は画面の使いやすさも大事だと思います。スミスはそんな秒単位のせめぎあいはしませんので、別に要らないです。慣れればいいです。

取り扱い商品が多いか?

 スミスの場合は日本株が扱えればそれでいいので、別に気にしてないです。投資信託や債券は儲からないです。それならFXスワップポイントのさやとり優待クロスでもやります。

サポートが手厚いか?

 このサイトの内容が分かる方にサポートはいらないと思います。

情報が豊富か?

 証券会社がおすすめしてくる銘柄はあまり信用しない方がいいと思います。それに、スミス・ファンドに企業調査はあまり必要ないです。
 スミスの場合、四季報閲覧とかチャート分析が必要な場合はSBIでやってます。それ以外には、東海東京証券から毎週届く情報誌を流し読みして、市場のムードをざっと確認している程度です。

 以下では、スミスの【利用目的】(使い方)と【特徴】について紹介していきます。

①メイン証券会社

SMBC日興証券

【利用目的】
 IPO、IPOターシャリ投資、PO、優待クロス(制度信用)、スイングトレード

【特徴】
・信用取引手数料無料、買方金利2.50%
・IPOでは主幹事実績多い、主幹事では当選期待も高め
・POの取り扱いも多い

【説明】

 ――初心者だって、プロだって。みんな大好き、SMBC日興証券。(スミス)
 IPO当選最有力候補のSMBC日興証券です。主幹事になることが多く配分も多いので、口座数が多いとはいえ当選期待は高いです。IPOは完全平等抽選で、IPO投資家なら必須の証券会社です。初心者にもお勧めできます。
 POも取り扱っています。主幹事になることも多く配分数は多いです。ただPOでは比例配分方式のため、申込数が多いほど当選しやすくなります。POは実態がイマイチ不明なのですが、スミスはあまり当たらないです。
 SMBC日興証券は、信用取引の手数料が無料です。そのため、制度信用を用いた優待クロスでは圧倒的な強さを誇ります。また信用取引の日常的な利用にも向いています。やろうと思えばデイトレにも使えると思います。ただし、信用取引は借金をして取引をすることになるので、買いでは建玉金額に対して金利が、売りでは貸株料がかかります。100万円に対して、1日40~70円程度です。往復の手数料分がかからないことを考えるとかなり安いです。長期で買い建玉を持つ場合は、金利の安い証券会社(立花証券e支店か東海東京証券)を利用するか、早めに現引しましょう。
 
 

立花証券e支店

【利用目的】IPOターシャリ投資、スイングトレード

【特徴】
・現物手数料が最も安い
・信用取引も手数料無料、買方金利1.6%
入金が顧客負担(出金は立花証券が負担)

【説明】

 ――初心者だって、プロだって。みんな知らない、立花証券e支店。(スミス)
 ここは手数料を極限まで安くするための証券会社(口座)です。スミスも今年までその存在を知りませんでした。立花証券e支店自身が宣言しているように、システムトレードに利用されることを想定しているようです。ちなみに、立花証券の顧客分別金信託額は準大手の岡三証券と中堅の丸三証券を足したくらいあります(2018年3月)。ここでは巨額の信用取引が行われているようです

 手数料はどの証券会社よりも安いです。信用取引は手数料0円で、買方金利1.6%と、SMBC日興証券の上位互換です。現物取引も最安です。最安値水準じゃなくて、最安です*1。株取引だけをするのであれば、この証券会社が最強です。最強レベルではなく、最強です。

 そんな立花証券e支店には弱点があります。
 ・入金が顧客負担です。
 ・現引と現渡に手数料(500円)がかかります。
 ・権利日をまたいで売玉を持っていると名義書換料がかかります。
 これらのことをするのであれば、素直にSMBC日興証券を使いましょう(優待クロスは無理です)。入金は手数料無料のネット銀行を使いましょう*2
 正直、使い勝手がいいとは言えませんが、極限まで経費をカットしているだけあって、手数料の安さは本物です。スミスは通常取引のメイン口座をSMBC日興証券から段階的にこちらに移行中です。

 

②サブ証券会社

東海東京証券

【利用目的】IPO、IPOターシャリ投資、PO、スイングトレード

【特徴】
・IPOで主幹事になることがある。口座数少ない。
・POも時々取り扱う。意外と当選確率高い?
・信用口座開設すれば手数料は安め。買方金利は0.90%で最も低い。

【説明】
 IPOでは、時々主幹事になります。大手サイトでも時々紹介されているので、それなりに知名度はあると思います。主幹事ではIPO当選の本命候補です。
 東海東京証券は、信用取引の「金利」が安いです。10/1から買方金利が0.90%となりますが、これは投稿日時点で業界最低です。次点のむさし証券でも1.35%で、普通の証券会社は2.50%~3.00%くらいです。信用取引手数料はそこそこ安い程度ですが、だいたい1か月以上保有するのであれば、手数料無料の立花証券e支店よりもお安くなります。なお、半年間信用取引がおこなわれていないと信用取引口座は閉鎖されます。
 ちなみに、信用取引で買建をして以来、毎週「東海東京ウィークリーレポート」が自宅に届くようになりました。スミスの場合、お勧め銘柄とかはあてにしていませんが、ざっと見て他の市場参加者の考えを知るのには、大変役立っています。

SBI証券

【利用目的】IPO、PO、立会外分売、優待クロス(一般信用)

【特徴】
・IPO幹事数は最多。主幹事も。ただし資金がないと当選困難。口座数多い。
・IPOチャレンジポイント制度がある。
・(スミス的には)情報ツールが便利。

【説明】
 言わずと知れたSBI証券。IPOでは絶大な知名度を誇ります。つまり、みんな口座を持っていて申込数が多いということです。また、申し込み口数の多さで当選確率が変化しますので、小口投資家に当選は厳しいです。
 ただし、SBI証券には「IPOチャレンジポイント」という制度があり、IPOチャレンジポイントを多く使った人が当選する当選枠があります(当選しなければ使ったIPOチャレンジポイントは戻ってきます)。IPOに申し込んで外れると1Pもらえます。だいたいの目安ですが、300Pくらい貯めれば、SBI証券主幹事のA級案件で当選できるようです。SBI証券は幹事になることが非常に多いので、2~3年程度地道に申し込んでいれば、300Pくらい貯まります(IPOが一枚30万円の利益だったとしたら、ポイント単価は1000円くらいです)。それが割に合うと思うかどうかは、ひとりひとりの判断によるでしょう。
 POの取り扱いが時々あるので、スミスは申し込むこともあります。
 立会外分売もやっています。手数料は普通くらいです。比例配分で、申し込み口数が多い方が当選しやすくなります。申し込み締め切りは8:20までです。また、SBI証券は、「立会外トレード」といって、SBI証券だけで取り扱う分売があります。
 また一般信用売りの在庫が多いので、優待クロスで利用することもあります。
 スミスとしてはこの証券会社の情報が一番見やすいと思っているので、情報はこの会社を活用しています。ダウンロード型のツールである「HyperSBI」は信用取引口座開設などの条件を一つ満たせば無料で使えます。スミスがチャートを確認したいときはHyperSBIを使っています。四季報もたいていSBIのネットHPで見ています。そういう意味では大変お世話になっております。いつもディスってごめんなさい。
 手数料は安めですが、立花証券e支店よりは高いです。

 

③IPO本命の証券会社

みずほ証券

【利用目的】IPO

【特徴】IPOで主幹事多数。口座数はやや少ない。

【説明】
 IPOでは主幹事になることが多いです。口座数が少なく、大手サイトであまり紹介されていないので、主幹事では当選期待は非常に高いです。

三菱UFJMS証券

【利用目的】IPO

【特徴】IPOで主幹事になることがある。

【説明】
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、IPOでは大型案件で主幹事になることが多いです。主幹事回数はそれほど多くないですが、配分枚数が多い傾向があります。また大手サイトでは紹介されていないため、IPO目的で口座開設している人はかなり少ないです。そのため主幹事IPOではかなり期待ができます。スミスも2018年上半期で2回当選しています。

大和証券

【利用目的】IPO

【特徴】IPOで主幹事多数。

【説明】
 主幹事が多いですが、口座数がかなり多く、多くのサイトで紹介されているので、IPO目的の口座開設者もかなり多いと思われます。当選確率はそれなり程度と思われます。

 

いちよし証券

【利用目的】IPO

【特徴】IPOで主幹事になることがある。口座数非常に少ない。

【説明】
 時々主幹事になります。ここは口座数が非常に少ないです。また、BBは電話のみで行われるので、敬遠する人もいるかもしれません(「IPOの申し込みをお願いします。(銘柄名)、100株、成行で」というだけなんですが…)。大手サイトでもほぼ紹介されていないので、IPO当選の本命候補です。

岡三証券

【利用目的】IPO

【特徴】IPOで主幹事になることがある。口座数少ない。

【説明】
 時々主幹事になります。岡三オンライン証券と間違える人を時々見かけますが、別会社です。ネット口座数が非常に少ないことから、IPO目的で口座開設している人は非常に少ないと推測されます。主幹事ではIPO当選の本命候補です。

 

③IPO穴場の証券会社

岩井コスモ証券

【利用目的】IPO

【特徴】IPOでは幹事のみ、後期申込み型、口座数少ない。

【説明】
 IPOでは主幹事にならないので、いつもIPOねらい目ということはないです。ただ、幹事としては比較的割り当て枚数を多くもらうことがあるので、そういう時には主幹事(特に野村)以上の当選期待が持てることもあります。
 手数料は安めですが、立花証券e支店よりは高(略)。

エイチ・エス証券

【利用目的】IPO

【特徴】IPOで稀に主幹事になる。申込資金不要。ポイント制度あり。口座数僅少。

【説明】
 IPOでは極稀に主幹事になります。2018年上半期はあまりIPOに積極的ではなかったです。申込資金不要でそこそこの枚数を抽選しているので、当選期待はあります。IPOポイントを使うと優待抽選もできます。大型案件で使うと実質競争率1倍(全員当選)になることがあり、うまく使いこなせれば非常に有効と思われます。IPOポイントは原則支払い手数料ごとにもらえますが、口座開設時にももらえます。
 過去の実績から、この証券会社で恒常的にIPOに申し込んでいる人は5000人程度であることが分かっています。これは、案件が大型であっても小型であってもほとんど変動していません。そのため、大型案件ではねらい目になるい可能性もあります。

カブドットコム証券

【利用目的】IPO、PO、優待クロス(一般信用)

【特徴】IPOでは委託幹事になり、三菱UFJMS証券の1%程度が回ってくる。後期申込み型。まれにPOも。

【説明】
 IPOでは委託幹事のみです。この証券会社の口座数は多いですが、IPOを申し込んでいる人は意外と多くないようです。三菱UFJMS証券が主幹事の時は配分枚数が多くなるので、当選期待が低くないと思われます。
 POは、三菱UFJMS証券のご機嫌次第でたまに申込できることもあります。
 一般信用売りの在庫が多いので、スミスが優待クロスをする時に活用していることもあります。ただ、人気銘柄は争奪戦が激しすぎるので、バカバカしい競争には加わっていません。
 手数料は安めですが、立花証券e支店よりは(略)。

むさし証券(トレジャーネット)

【利用目的】IPO

【特徴】IPOは申込資金不要。他社との同時申込を禁止している。現物手数料安い

【説明】
 トレジャーネットは中堅証券であるむさし証券のネット部門です。トレジャーネットでIPOを申し込む場合、申込資金は不要です。口座数は少ないですが、IPO目的の口座開設者もそこそこいるかもしれません。また割り当て枚数は基本的に少ないので、あまり期待はできないです。
 むさし証券は現物手数料がかなり安いですが、立花証券e支店より(略)。信用買いの金利の安さ(1.35%)を売りにしていましたが、2018年10月から東海東京証券(0.90%)に完全に抜かれてしまいました。今となってはあまりセールスポイントがないです。

④IPOと立会外分売に使える証券会社

 立会外分売に利用できる証券会社です。他にも立会外分売に申し込めるところありますが、手数料が高いです。

楽天証券

【利用目的】IPO、立会外分売

【特徴】IPOは委託幹事が多い。立会外分売は当日売却なら手数料無料。

【説明】
 楽天証券は、いちにち定額コースだと、日計り取引(一日で売買が完結する取引)で、返済(売却)手数料が無料になります。また、立会外分売では、購入手数料がかかりません。これが意味するのは…楽天証券の立会外分売は手数料無料ということです(もちろん、当日中に売却した場合ですが)。スミスも実践しましたが、本当に手数料無料です。立会外分売するなら、まず楽天証券から、といっても過言ではないです。
 配分は比例配分ですので、申し込み口数が多い方が当選しやすくなります(銘柄ごとに上限があります)。申し込み締め切りは8:30までです。立会外分売に関しては、全くケチの付け所がありません。
 楽天証券はIPOや、まれにPOも扱うことがあります。
 IPOについては、最近委託幹事(配分は数枚程度)ではなく正規幹事(配分は全体のの1%程度)で参加することが多くなってきたので、当選確率が高い時もあります。大型で正規幹事入りしたMTGでは、なんと当選確率が2%を超えました(楽天証券はIPOの当選倍率を公表しています)。主幹事でも1%そこそこが普通なので、これはかなり高い確率になります。
 手数料は、一日日計りで立会外分売だけをするのであれば、立花証券e支店よりも安いです。普通に利用するのであれば立花証券e支店よりは高いです。

ライブスター証券

【利用目的】IPO、立会外分売

【特徴】IPOでは委託幹事のみ。申込資金不要。

【説明】
 IPOでは、申込資金不要で口座数の少ない証券会社として、ねらい目でもあります。ただ、抽選枚数は5枚程度なので、あまり期待はできません。申込みは問い合わせフォームからという謎仕様(手抜き?)です。ちなみにこの会社は従業員は32名(2018年3月)しかいません。
 立会外分売は比例配分で、申し込み口数が多い方が当選しやすくなります。申し込み締め切りは8:30までです。手数料が安いので、申込みの優先度は高めです。
 手数料最安値水準を謳っていて、確かにほとんどの証券会社よりは安いですが、立花証券e支(略)。

丸三証券(マルサントレード)

【利用目的】IPO、立会外分売

【特徴】意外と手数料が安い。

【説明】
 丸三証券は、ちょっと耳慣れない証券会社かもしれませんが、立会外分売を取り扱っています。しかも手数料もそれほど高くはないです。現物定額コースの場合、30万円までは手数料259円となり、価格帯(20万~30万円)によってはライブスター証券の次に手数料が安くなります。もちろん立花証券e(略)。
 IPOの取り扱いもあります。主幹事になることはほぼありませんが、正規幹事入りする機会はそれなりにあります。個人への割り当てが41枚以上あれば、そのうちの10%程度の枚数で完全平等抽選が行われます。残りの90%については、優良顧客の当選確率が2~5倍になるやり方でステージ制抽選が行われます。個人への割り当て枚数が少ない場合、ステージ制抽選のみが行われます。大型IPOではねらい目かもしれません。

 

 

マネックス証券

【利用目的】IPO、立会外分売

【特徴】いろいろと初心者に優しく、使いやすい。

【説明】
 IPOではまれに主幹事にもなります。マネックス証券は、自社配分枚数のうちの90%程度を個人完全抽選に割り当てる(一般的な証券会社では10%以下です)ので、平幹事でも当選確率が高めになります。幹事になる機会は多いので、IPO狙いとしても持っておきたい証券会社です。手数料はそこそこ安いですが、立花(略)。
 立会外分売では、配分は一人一口の当選を優先する方法ですので、よほどの不人気銘柄でない限り、2口以上の申し込みは意味がないです。申し込み締め切りは8:20までです。POの取り扱いは少ないです。

 

野村證券

【利用目的】IPO、PO、立会外分売

【特徴】IPO主幹事多いが、口座数非常に多い。申込資金不要。

【説明】
 IPOでは主幹事が多いですが、口座数も多く申込資金不要のため、非常に申込数が多いと思われます。当選期待は他の大手対面証券が主幹事の時よりは低いようです。それでも申込資金が不要なので、コツコツやっていれば2年に1回くらいは当たると思います。手数料は日常的に利用するには高いです。
 POは原則対面営業のみですが、たまにネットでも申し込めることがあります。
 立会外分売もやっていますが、手数料は高めです。配分は比例配分で、申し込み口数が多い方が当選しやすくなります。申し込み締め切りは2:00までです。立会外分売で積極的に利用する理由は乏しいです。よほど余力があるときには申し込みを考えてもいいかもしれません。

松井証券

【利用目的】IPO、立会外分売

【特徴】IPOは申込資金不要。

【説明】
 松井証券はIPOも扱います。2018年9月から、松井証券ではIPOの事前申込資金が不要になり、申し込み回数も1回だけになりました。ただ、主幹事を務めることはほぼなく、平幹事か委託幹事ですので、配分枚数は少なめです。ただし、2018年に入ってから松井証券がIPOに関わることが少なくなってきています。手数料は安めですが、立(略)。
 立会外分売では、配分は一人一口の当選を優先する方法ですので、よほどの不人気銘柄でない限り、2口以上の申し込みは意味がないです。申し込み締め切りは8:30までです。

 

 

 

⑤ほとんど使っていないネット証券

岡三オンライン証券

【利用目的】なし

【特徴】何も尖ったところがない。情報が見やすいかも?

【説明】
 岡三オンライン証券はIPOを取り扱っていますが、ここは完全抽選枚数が原則1枚で、口座数も最近急激に増えていますので、この証券会社からの当選はほぼ期待できません。ただコースによっては、手数料が1日20万円まで無料(20~30万円では378円)なので、立花証券e支店よりも安くなることはあります。10~20万円の価格帯で手数料無料というのは他の証券会社にはない特徴です。
 なお、岡三オンライン証券のFX口座は、くりっく365(取引所FX)の中で唯一キャッシュバックを行っているので、そこも頑張っているといえるかもしれません。くりっく365を使うなら岡三オンライン証券でしょうか。くりっく365使わないけど。
 ポイントサイトなどを経由すると口座開設で数千円のキャッシュバックがあります。ちなみにこの証券会社はずっと赤字を垂れ流し状態なので、先行きが非常に心配です。

GMOクリック証券

【利用目的】なし

【特徴】使いやすい気がする

【説明】
 手数料は安めです。もっとも、本当に手数料にこだわるのであれば、立花(略)。GMO関連株を保有していると、その優待で手数料のキャッシュバックがありますが、スミスには割に合わないと感じられるので、使っていません。
 GMO関連銘柄の上場時のみ、IPOの取り扱いがあります。が、基本的にはIPOは取り扱っていません。また、一般信用を取り扱っているので、優待クロスをする場合には使えるかもしれません。
 口座開設後の手数料無料キャンペーンをやっていることがあり、またポイントサイト経由で口座開設すると数千円程度もらえますので、一度口座開設してみるのも悪くないかもしれません。

DMM.com証券(DMM 株)

【利用目的】なし

【特徴】使いやすい気がする

【説明】
 最近事業を開始しました。手数料はライブスター証券と並んで業界最安値水準ですが、やっぱり立花(略)。口座開設で手数料無料キャンペーンなどをやっていることがあります。現段階ではIPOは取り扱っていないようです。

 

 

⑥IPO超穴場証券

 これらの証券会社は参加者が少ないので、大型案件で幹事になった時に当選期待が高まります。IPOの隠し玉として。

 

アイザワ証券

【利用目的】IPO

【特徴】口座少ない。IPO目的でここを持っている人はかなり少ない。

【説明】
 アイザワ証券はIPOで平幹事入りすることがそこそこあります。ただ、ネット申込できる銘柄は限られています。ネット口座であれば店頭に行かなくても開設が可能です。IPO目的で口座を持っている人は極めて少ないと思われます。

東洋証券

【利用目的】IPO

【特徴】中国株。

【説明】
 中国株をすごく推しています。東洋証券はまれにIPOで主幹事になります。平幹事にもなりますが、ネット申込できる銘柄はかなり限られています。ネット口座であれば店頭に行かなくても開設が可能です。IPO目的で口座を持っている人は極めて少ないと思われます。

立花証券(ストックハウス)

【利用目的】IPO

【特徴】特にない

【説明】
 立花証券のネット部門は、立花証券e支店と立花証券ストックハウスの2種類があります。立花証券ストックハウスでは、IPOの取り扱いがあります。ただ、近年は立花証券はIPOに参加していません。ただし、東京メトロやJR貨物のような大型案件の上場時には、ひょっとしたら幹事入りするかもしれません。
 なお、立花証券e支店と立花証券ストックハウスは片方しか口座開設できません。立花証券e支店は実績不明ですが、IPOの取り扱いはなさそうです。手数料は立花証券e支店のほうがかなり安いです。

安藤証券

【利用目的】IPO

【特徴】全銘柄でIPO申込可能

【説明】
 なんと全銘柄でIPOに申込可能です。委託販売団として割り当てがなければ、申し込んでも抽選は行われません。無駄と思われるかもしれませんが、意外と取り扱いがあります(2017年は年10件)。大型案件では、委託ではなく幹事になる可能性があります。なお、ネット申込みは二段階抽選となり、コール口座及び対面口座からの申込みより不利になることを明言していますので、要注意です。

内藤証券

【利用目的】IPO

【特徴】中国株。

【説明】
 中国株に強いです。国内株式手数料も野村のネットと同じくらいで、意外と安いです。近年はIPOに参加していませんが、大型案件では幹事入りする可能性があります。

 

 まとめ

メイン・サブ口座については、

とにかく手数料を安くするなら→立花証券e支店

制度信用で優待クロスするなら→SMBC日興証券

長期間信用買いを保有するなら→東海東京証券

情報を仕入れるなら→SBI証券

 という感じです。IPOに使える可能性のある証券会社はほぼ全部持っています。あとは店頭で口座開設できてIPOの抽選が年に数回以上ある証券会社がいくつか(エース証券、極東証券など)ありますが、IPO目的の口座開設は審査に通らない可能性があります。露骨に嫌な顔をされても文句は言えません。スミスはあきらめました。

 それでは、また。

                             J. S.

*1:厳密に言えば、少額の取引しかしないのであれば、1日20万円以下まで手数料無料の岡三オンライン証券には負けることがあります。

*2:例えば、SBI証券にお金があれば無料で住信SBIネット銀行に移すことができ、住信SBIネット銀行は月何回か無料で振込することができます。ところで、SBI証券への入金は無料でできますよね。だとすると…いや、これ以上は言いません